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第24回日本語作文コンクール

第24回 日本語作文コンクール
日本語作文コンクールとは

第24回日本語作文コンクール (2017年10月24日)

初級
最優秀賞
ゴ ケイホウ(台湾)
優秀賞
ホウ リブン(台湾)
優秀賞
バヤラ マラル(モンゴル)
優秀賞
コウ イキ(台湾)
優秀賞
アダイャドルヂ ダワザルガ(モンゴル)
優秀賞
シンディ(インドネシア)
中級
最優秀賞
プン スレイ ピッチ(カンボジア)
優秀賞
ノヴァショーラヴァ イリーナ(ロシア)
優秀賞
リン コウシン(台湾)
優秀賞
アルタイ モハメド ハリス サイード(UAE)
優秀賞
キョ―パイトーン キッティポン(タイ)
上級
最優秀賞
シンハスウィッチ ワリサラー(タイ)
優秀賞
ヤモン ティリ(ミャンマー)
優秀賞
ウー トーング ピヤティダー(タイ)

第24回 講評

「第24回 留学生による日本語作文コンクール」に、21の国と地域より117名という多数のご参加をいただきましたこと、大変嬉しく思います。どれもこれも懸命な努力の結集した作文ばかりで、審査するにあたり、分担した当クラブ会員達は皆、甲乙付け難く頭を痛めたことと存じます。そのような厳正な審査の上、本日、各級にて受賞された皆様に心から祝意を表します。おめでとうございます。

本コンクールは、大阪鶴見ロータリークラブの国際交流基金での取り組みとして、1994年に5年間の継続事業として開催されました。その後、社会がグローバル化を推し進めているのと同調し、約四半世紀を迎えようとするほどのサステイナブルな活動となっています。国際交流基金設置の綱領に示された「国際的な相互理解こそ、文化の差異と数々の偏見や誤解を乗り越えて、世界に平和をもたらす鍵となるものであると信ずる」の主義に従い、多くの留学生達に日本語習得の励みとなる機会を設けてきたことは、私自身も一会員として、誇りに思うところでございます。また、当初より、この有意義な取り組みを共に支えてきて下さった大阪日本語教育センター様に、改めて感謝の気持ちを表したいと存じます。留学生をここまでに育てるには、先生方の良き言語教育の御指導に留まらず、日々の個に応じた生活指導並び精神的なフォローなど、多岐に渡るご苦労があってのことと推察いたします。素晴らしい先生方に支えられているという安心や喜びで、留学生達の精進が促され、国際人としての成長されている姿は、本当に眩しいものであります。ありがとうございます。

今回、私は上級の審査に携わりました。どれもこれも、心を込めて丁寧に書かれているのが伝わりました。かつて、初級や中級の審査を経験した際には「日本語を書いている」ということ事態に感動がありましたが、上級では、「ここまで文字が美しくなるのか」ということに驚きました。さらに、テーマが厳選され、構成が熟考され、表現が工夫され・・・。題材の見つけ方は様々で、日常から、思い出から、文字から、思想からとバラエティーに富んでいましたが、個々にお国柄を感じるものの見方と、日本で学んでこそ至ったであろう考え方が含まれ、私にも感じることが多々ありました。特筆すべきは、ミャンマーのヤモン ティリさんの作文にたびたび出てきた「おかげさまで」という言葉です。仏教の考え方であるこの精神は、多くの仏教徒がいる日本でも道徳観・宗教観を共有できるところであり、円滑なグローバリゼーションを導くには、必要不可欠な要素ではないでしょうか。審査をさせていただいたおかげさまで、気付けた貴重な想いを今後、私自身の余生の課題として長生きする所存でございます。

国際平和と国際理解のための奉仕を重要なテーマとして掲げるロータリークラブの一組織として、当クラブは、今後も引き続き様々な形でこの基金を活用して参りたいと存じます。どうぞ留学生皆様の日本での修学が、今後の人生において糧となり、各分野において求められる人材となられますよう、心から祈念し、私からの講評とさせていただきます。

国際交流基金運営委員会  委員長  木村和雄

会長挨拶

大阪鶴見ロータリークラブの今年度会長を勤めます秀島です。

日本語作文コンテストは、1989年に大阪鶴見ロータリークラブの設立5周年記念事業として設立された国際交流基金を基に発足しました。今年は24回目になりますが、大阪鶴見ロータリークラブが設立33周年を迎えているなかで、基金の発足以来28年にわたる長期のプログラムになっているわけです。

学生の皆さん! 皆さんの学力が年々向上し、本当に立派な日本語作文が提出されますので、クラ ブの選考委員は順位をつけるのに毎年苦労しております。
コンクールですので、どうしても入選作 を選ばねばならないのは実に切ない思いです。しかし一方で、皆さんの作文を読み、若くみずみずしい感性に触れてあらたな喜びを感じております。入選なさらなかった作品もしっかり心に受け止めさせて頂いていますので、がっかりしないでますます日本語学習に励んでくださいね。
大阪日本語教育センター様からは鶴見区民祭りと国際交流のつどいにも例年参加しご協力を頂いております。この機会をお借りして、先生方にも深く感謝申し上げてご挨拶とさせて頂きます。

過去の入賞作品アーカイブ

■第1回(1994年) ■第2回(1995年) ■第3回(1996年) ■第4回(1997年)
■第5回(1998年) ■第6回(1999年) ■第7回(2000年) ■第8回(2001年)
■第9回(2002年) ■第10回(2003年) ■第11回(2004年) ■第12回(2005年)
■第13回(2006年) ■第14回(2007年) ■第15回(2008年) ■第16回(2009年)
■第17回(2010年) ■第18回(2011年) ■第19回(2012年) ■第20回(2013年)
■第21回(2015年2月) ■第22回(2015年10月) ■第23回(2016年10月) ■第24回(2017年10月)
■第25回(2018年10月) ■第26回(2019年10月) ■第27回(2020年10月) ■第28回(2022年3月)
■第29回(2022年10月) ■第30回(2023年10月) ■第31回(2024年10月)