第8回日本語作文コンクール (2001年)
初級
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最優秀賞
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徐林軍(中国)
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優秀賞
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王 粛(中国)
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チャン ハン ファイ ボリス(香港)
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リン トンウィン (ミャンマー)
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中級
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最優秀賞
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孫ロロ(中国)
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優秀賞
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劉トウトウ(中国)
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宋ショウレン(中国)
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| 審査員特別賞 |
プリーシャー サロン(タイ)
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上級
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最優秀賞
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崔益華(中国)
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優秀賞
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王一惠(台湾)
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馬 妍(中国)
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| 審査員特別賞 |
ガムポン タイチャーナ(タイ)
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第19回 講評
大阪鶴見ロータリークラブは、従前より関西学友会日本語学校の協力を得て、留学生による日本語作文コンクールを実施してまいりましたが、今年で第8回を迎えます。
回を重ねるごとに、年々応募の作品数が多くなり、今年は初級で56編、中級64編、上級58編と、昨年に比べ初級はほぼ同数であるものの中級が1.7倍、上級が約2倍と増加しております。関西学友会における当該コンクールの人気の現われでしょうが、「継続は力なり」という格言を思い起こさせます。
作品の多さだけでなく、全般的に言って日本語の質の高さにも驚かされます。留学生の日本語修得に対する高い目標と情熱並びにたゆまない努力に加え、日本語学校での適切な指導の賜物であろうと敬服いたしました。
審査は、12名の審査員が3次にわたって慎重かつ厳正に行い、各級とも審査員の評価点を合計して上位 3名の高得点者を入賞者とするという方法で決めました。留学生の日本語作文の審査ですから、日本語が正しく使用されているか、誤字・脱字はないかという点を考慮したのはもちろんのことですが、初級から上級へと等級が上っていくにつれてそのような誤用が少なくなり、作文本来の内容の出来に審査の重点が移っていきました。こうなると、審査員の価値感や好みが大きく作用することとなり、評価点は一部の作品に集中するのではなく、予想以上に分散する傾向が見られました。したがって、入賞を逃したとは言え得点差が僅差で、「惜しかった」、「運がなかった」と申し上げるべき方々が非常に多かったことをお伝えしておきます。私個人の体験から言っても、力作ぞろいでなかなか優劣の区別 が付け難く、辛く困難な審査体験でした。
なお、漢字に親しみのある中国・台湾・韓国出身の方々の作文は、やはり出来が良い傾向が見受けられました。そこで、非漢字圏出身者で入賞を逃した方々を対象に、各級とも審査員特別 賞を設けました。
以上全般的な傾向を申し上げましたが、次に入賞作品と審査員特別賞について、私の極めて個人的な感想を申し上げて講評に代えさせていただきます。
〈初 級〉
徐林軍 「頑張ってねえ」
日本の単なる挨拶を、意味合いが理解できた言いながら、やはり生真面目に考えている作者の誠実さに好感が持てます。
王 粛 「永遠のプレゼント」
母と娘の愛情がよく伝わってきます。用法より内容に重点を置きたい一編です。
チャン ハン ファイ ボリス 「日本の生活と感想」
ゴミの捨て場所に困る香港の人だからでしょうか、ゴミに関心を向けていますが、もう少しゴミに主題を絞ったたらもっと良くなったと思います。
リン トンウィン 「わたしのしょうらい」
日本製自動車が好きなことから日本車の修理技術を学ぶために日本に来て勉強している作者の意欲が良く伝わってきます。
〈中 級〉
孫ロロ「中国の食卓と日本の食卓」
両国の食事作法を比較して日本人の性格までも読み取ろうとしており、興味深い。中級の中で群をぬ いて高得点でした。
劉トウトウ 「私の留学の旅」
作者の勉学意欲が十分に伝わってきます。しっかりした文章で、半年前の来日というのが驚きです。
宋ショウレン「日記をつけますか」
日記をつける効用について的確に指摘した秀作です。
プリーシャー サロン 「言葉との出会い」
職場の標語から「自分が変わらなければ何もかわらない」という真理を見つける話ですが、作者の心の中での無意識の高まりがこの言葉を呼び込んだことが読み取れ、好感が持てます。
〈上 級〉
崔益華 「優しい国と私の変化」
日本に来て障害者に対する思いやりに目覚めていく作者の本来持っていた心の優しさが伝わってきます。中国よりはちょっと進んだ障害者への配慮を「優しい国」と言っていただくのは面 映ゆい気がしますが。
王一惠 「大阪、好きやねん」
大阪の長所と短所を分析して、結局大阪を「好きやねん」と言ってくれるところが浪速衆の心をくすぐります。でも大阪人に特にチャレンジ精神があるとも思えませんが。
馬 妍 「日本の国際化に期待」
日本を的確に分析し、日本人だけで造りあげたという長所が、反面人材の国際化の遅れとなっていることを指摘し、説得力があります。
ガムポン タイチャーナ 「私の国、タイ」
自国タイへの愛情とタイを理解して欲しいと願う心がよく表現されており、さわやかな心持になれます。
国際交流基金運営委員会 委員長 菊井 康夫

