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第23回日本語作文コンクール

第23回 日本語作文コンクール
日本語作文コンクールとは

第23回日本語作文コンクール (2016年10月25日)

初級
最優秀賞
ヒエン モセニット(カンボジア)
優秀賞
ウ セイ(中国)
ドンバ ガマナ ムディヤンセラゲ ディルシャーン チャーミカ(スリランカ)
ティーム チャンソワンダー(カンボジア)
マクムドブ ディロバル(タジキスタン)
ロドジット ナドラピー(タイ)
中級
最優秀賞
ショウ ミレイ(中国)
優秀賞
リエン チャンダー(カンボジア)
ブイ ユック アン ベット(ベトナム)
ヨ ゲンチン(中国)
上級
最優秀賞
ノーマンス サガストゥメ ハビエル アレクサンダー(グアテマラ)
優秀賞
キム ヘラン(韓国)
へイン ナイン ソー(ミャンマー)

第23回 講評

「留学生による日本語作文コンクール」も、大阪日本語教育センター様のご協力のもと1994年以来、今回で23回目を迎えることができました。これまでの応募総数は50カ国、3000名以上にのぼります。今年は29カ国111名の留学生の皆さまから作品が寄せられ、厳正な審査の結果、上級の部で最優秀賞1編、優秀賞2編、中級の部で最優秀賞1編、優秀賞3編、初級の部で最優秀賞1編、優秀賞5編の入賞作品が決定しました。各部の最優秀賞の作品3編を紹介します。
上級の部の最優秀賞「人間とその夢」(ノーマンス アレクサンダー君/グアテマラ)は、「夢」を追い求めた人がいたから技術の発展があり、「夢」があるからすばらしい人生を歩むことができるとし、「夢」とは「生きるための理由」と結論付け、これからの人生を「夢」をもってしっかりと歩もうとする筆者の前向きな心構えを感じさせる作品でした。
中級の部の最優秀賞「私の決意」(ショウ ミレイ君/中国)は、自分はこれまで過去のことばかり考え、後悔ばかりしていたが、日本に来て、毎日、一分一秒を無駄なく過ごしていくうちに、これまでのように過去ばかり振り向かずに未来を信じ、希望をもって美しい人生を作るんだという、筆者の決意を強く感じさせ、読み手も頑張ろうと思わせる素晴らしい作品でした。
初級の部の最優秀賞「日本での新しい私」(ヒエン モセニット君/カンボジア)は、日本とカンボジアとの文化の違いを考察し、日本の文化をもっと経験することによって、自分がより良く変わっていくのが楽しみであるということを素直に書き綴っている点が評価されました。
各級とも来日間もない学生が書いたものとは思えない程、素晴らしく、心温まる作文ばかりで、自国の言葉でも表現することが難しいのに、文字も美しくて感動しました。
作文を拝見しますと、留学生が日本語の勉強に真剣に取り組み、すごく努力されているということが分かります。また、留学生の実力を短期間でここまで向上させられた大阪日本語教育センターの先生方の指導力にも敬意を表しますとともに、先生方の作文コンクールへのご尽力、ご協力に感謝申し上げます。
私たち、大阪鶴見ロータリークラブの会員一同は、留学生の日本での修学が実りあるものになるよう願っており、今後も引き続き応援してまいる所存です。留学生の皆さんは、今後夫々の目標に向かって進み、夫々の分野で日本と母国との架け橋になって活躍されることと思います。この日本での留学生活が、有意義で、楽しいものとなりますよう心からお祈り申し上げ総評とさせて頂きます。

過去の入賞作品アーカイブ

■第1回(1994年) ■第2回(1995年) ■第3回(1996年) ■第4回(1997年)
■第5回(1998年) ■第6回(1999年) ■第7回(2000年) ■第8回(2001年)
■第9回(2002年) ■第10回(2003年) ■第11回(2004年) ■第12回(2005年)
■第13回(2006年) ■第14回(2007年) ■第15回(2008年) ■第16回(2009年)
■第17回(2010年) ■第18回(2011年) ■第19回(2012年) ■第20回(2013年)
■第21回(2015年2月) ■第22回(2015年10月) ■第23回(2016年10月) ■第24回(2017年10月)
■第25回(2018年10月) ■第26回(2019年10月) ■第27回(2020年10月) ■第28回(2022年3月)
■第29回(2022年10月) ■第30回(2023年10月) ■第31回(2024年10月)