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第31回日本語作文コンクール

第31回日本語作文コンクール

日本語作文コンクールとは

第31回日本語作文コンクール (2024年10月22日)

初級
最優秀賞
アコスタ マリア ベレン(アルゼンチン)
優秀賞
葉 海峰(ヨウ カイホウ)(中国)
優秀賞
モハマド ダニアル ハイカル ビン モハマド スライマン(マレーシア)
優秀賞
コイ アンキロト(カンボジア)
委員長賞
マジョルガ メンデス ホセ エルネスト(グアテマラ)

中級
最優秀賞
王 佩怡(ワーン ペイイー)(台湾)
優秀賞
ジョイス デスティーン タノト(インドネシア)
優秀賞
フランコリウス アドロフ ミカエル(インドネシア)
会長賞
ハラ マホムド ラーテブ アスマー(ヨルダン)

上級
最優秀賞
チャウ ファム ウェン ビン(ベトナム)
優秀賞
ニャン ペイン ヘイン(ミャンマー)
優秀賞
李 明丰(リ メイホウ)(中国)
幹事賞
ヤミン ハン(ミャンマー)

第31回 会長挨拶

大阪日本語教育センターの生徒の皆様 この度は日本語作文コンクールに応募して頂き、ありがとうございました。
大阪鶴見ロータリークラブは今年度創立40周年を迎えますが、その中で日本語作文コンクールは31回目を開催して参りました。
いつも日本語作文コンクール運営に尽力して頂いている磯田先生を始めとした日本語教育センターの教職員の皆様に御礼申し上げます。
毎年なのですが、皆さんの作品は読み応えある作品が多いので、今回も最優秀賞、優秀賞を決めるのに当クラブの会員一同苦労しながら表彰作品を決めました。またその過程でいつも皆さんの作文を読む度に私達自身が良い刺激を受けています。素晴らしい作品が多いので是非皆さんも当クラブのホームページから受賞作品を読んで頂きたいと思います。
皆さんは 自身にとって海外であるこの日本での留学という素晴らしい体験をされていますね。留学にいたるまでのチャレンジがまた素晴らしい経験となった生徒さんもいらっしゃいます。また中には母国での凄まじい体験をくぐり抜けてそれを糧にしてきた生徒さんもいらっしゃいます。そうした素晴らしい挑戦、葛藤と成長を作文を通して読み手である私達が追体験できることはこの作文コンクールの素晴らしい一面です。これからは日本の若者にもこの作品を読んでもらえるように、作文コンクールを今後もっと広がりのある活動にしたいと考えております。
皆様もどうぞこのまま感受性豊かに青春時代を過ごして頂き、将来 母国の為、そして世界の為になれる人になって頂くことを祈りつつ挨拶と代えさせて頂きます。

大阪鶴見ロータリークラブ 2024-2025年度 会長 吉羽潤司

第31回 講評

幅広く読んでもらいたい思いから、今回も第2次審査を当クラブの会員全員で行いました。
例年同様に、審査は1.文章の構成 2.日本語の正確さ 3.説得力・感動という3項目で採点を致しました。
頑張って書いて頂いたレベルの高い作文ばかりですので、会員の多くから、何度読んでも点数、順位の甲、乙がつけ難く苦労をしたと報告がありました。私も3~4回読み返しましたが採点には苦慮致しました。
その結果を集計していて意外に思ったのは、それぞれの会員で採点がかなりばらついていることです。
つまり、同じ作文でも読み手によって評価がずいぶん変わっていることです。
どの作品も内容が濃く読み応えがありますので、応募作品に表れた皆さんそれぞれの真剣さや懸命さに、採点する会員が感動した結果と言えるでしょう。
そこで、今年度初めての試みとして、クラブの例会において上記の合計点をベースに初級、中級、上級ごとの最終審査を行いました。

その中で出た意見・感想は、
①メンバーそれぞれによって評価のポイントが異なり順位付けに苦労した、②出身国に拘わらず日本語習得レベルが高い事に驚いた、③題材は、日常や思い出、文字や思想とバラエティーに富んでいて、読んで面白かった、④お国柄を感じるものの見方と、日本で学んでこその考え方が含まれ文化交流を実感した、⑤落選にするには忍びない作品が多かった、などでした。
そこで、会長・幹事と相談の上、選外から作品を追加しました。それが上級の幹事賞、中級の会長賞、初級の委員長賞です。
初級、中級、上級と難しい漢字・語彙を使うチャレンジ姿勢と日本人の我々も感心するような表現力の豊かさで、自分の主張や考えを表現した作品が多く、私にも感じる事が多々ありました。
こうして表彰式に出席し、受賞者の皆さん一人ひとりの姿を見ると、書かれた作文はそれぞれの生活経験を反映した内容であることが実感されます。
また、皆さんが日本語の勉強に真剣に取り組み、大変な努力をされているということが分かります。
留学生の実力を短期間でここまで向上させられた大阪日本語教育センターの先生方の指導力にも敬意を表しますとともに、先生方の作文コンクールへのご尽力、ご協力に感謝申し上げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。
皆さんには、さらなる人間的成長と将来の目標達成の為、日本での留学生活が実のあるものになりますことを祈念申し上げ、また皆さんが母国と日本との親交の懸け橋となっていただきますことをお願いし講評とさせていただきます。
有難うございました。

国際交流基金運営委員会委員長  秀島 博規

過去の入賞作品アーカイブ

■第1回(1994年) ■第2回(1995年) ■第3回(1996年) ■第4回(1997年)
■第5回(1998年) ■第6回(1999年) ■第7回(2000年) ■第8回(2001年)
■第9回(2002年) ■第10回(2003年) ■第11回(2004年) ■第12回(2005年)
■第13回(2006年) ■第14回(2007年) ■第15回(2008年) ■第16回(2009年)
■第17回(2010年) ■第18回(2011年) ■第19回(2012年) ■第20回(2013年)
■第21回(2015年2月) ■第22回(2015年10月) ■第23回(2016年10月) ■第24回(2017年10月)
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