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クラブの活動報告 RYLA

パネルディスカッション
「世界の若者と考えよう!キミの危機管理とリーダーシップ」
コーディネーター  浮舟邦彦(大阪鶴見ロータリークラブ)
            谷 康平(大阪鶴見ロータリークラブ)           
パネラー      降矢直人(日本) 
            エミー・アーネスティ・バーグマン(オーストラリア)
            フォン・チェン・ミュー (マレーシア)

谷会員 本日は危機管理とリーダーシップについて話し合って参りましょう。
浮舟会員 リーダーとは多くの人々に影響を与える存在、LYRAはリーダーシップを学ぶ研修会です。本日はリスクマネージメントについて考えてみます。ではまず現在何に対してリスクを感じるかを伺いましょう。
フォンさん マレーシアではゴミを川に捨てることは日常茶飯事。それは環境汚染の末の恐さも分かっていないし、その対策についての情報も持っていないからという一例でもいえる様に「知らない」ことはリスクである。もう一つは、日本社会の中での我々外人は、常に例外ケースなので、門が狭く又、前例が少ない分、判断が難しいところにリスクを感じる。
エミーさん オーストラリアでは山火事の問題や又世界レベルではオゾン層破壊等、比較的環境に対するリスクの意識は高い。又オーストラリアやドイツでは幼稚園の時からゴミの分別 の意義等について教育している。
降矢さ 日本では、リスクの認識レベルが低い。それはリスクを示してくれるリーダーが少ないからで又それはリスクに対して行動するボランティア等に評価が低いから、そういった事全部がリスクだと思う。
浮舟会員 パネラー以外の方のご意見もどうぞ。
ネパール女子 若者世代のリスクとして、大学で学んだことを生かせる社会構造がない。 中国テンさん 中国では小学校がない地域もあり、そこの子供達は20kmを歩いて通っている。
エミーさん オーストラリアでは優秀な人は理数系を学ぶが、研究機関の就職がなく、結局役に立たないという矛盾したリスクがある。
フォンさん マレーシアでも理数系が盛んで、私の高校まで理数系を学んでいたが、国際貿易に興味を持ち始め、現在は日本の神戸商科大学で学んでいる。夢を持てば頑張れると思う。
浮舟会員 他国では学校に行きたくても行けない問題、一方日本では登校拒否や学級崩壊の問題、降矢さんはこの点どう思われますか。
降矢さん  一見豊かなアメリカでは小中学校に荒んだ事件も多く又、日本にも同様の現状がある。20km歩いても努力すればしたい勉強ができるならそれも豊かさである。本質的な日本の教育面 での問題は、人間育成の為の活動等成績以外に対する評価が低い。会社側は学生生活の内容を重視しインターシップ制度を積極的に取り入れた方がよい。
浮舟会員 では今度は視点をかえて環境面におけるリスクを考えてみましょう。
日本女子 個人レベルの取りくみは見付けられている様で、見付けられていないのが実際の現状。
谷会員 オゾン層破壊問題が叫ばれる様になったのは、アメリカのデュポン社がフロンの代替商品を広く発表した頃からです。様々な社会問題には政治的側面 があることを知ってリスクマネージメントを考えた方がよい。では食料・医療問題まで幅を広げてみましょう。
フォンさん  薬も病気を治してくれますが、知識は病気の蔓延を防ぐ、やはり知る事が大切。
浮舟会員 世界の問題はそれぞれの国の地域の個人の問題。自由競争の世界におけるリーダーには救済の義務と責任が供う。では最後にリーダーシップについて伺います。
降矢さん  リーダーは解決の一部の人間として意識を高め、中立・曖昧ではなく強い意志で決断していくべきだ。
エミーさん  自分一人では意味がないと思わず、大きな力は小さな力の集合だと常に思うべき。
浮舟会員 23ヶ国の留学生が集合して21世紀のリーダーに課せられた問題を話し合う素晴らしいチャンスのLYRAを是非有効なものにして下さい。
谷会員 今、時を同じくしてコソボ難民が、又報道さえされていない苦しんでる人々が多く居ることを念頭にリーダーがどうあるべきか是非有効な話し合いをして下さい。

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