|
先程一寸申し上げましたカイツブリです。大池には現在3つがい程度、棲息していると思われます。早い個体は今年の4月に、既に2羽の雛をかえしました。例年これから8月にかけて、別 のつがいが大池の蓮の中に、営巣することが確認されていますので、その辺も我々としては楽しみにしています。 |
|
ゴイサギという大型の鷺です。なかなか夜行性の鳥ですので、昼間はあまり活動しません。特に大池の葦原の中なんかを注意深く探してみられると、多い時でざっと30羽程度のゴイサギが確認されると思います。主に魚を岸辺から狙って、捕って食べる、一寸意地の悪い鳥なんですけれども
、姿は非常に可愛い鷺です。 |
|
コサギです。白鷺と一般にいわれる鳥の仲間には、大体4種類いるんですけれども、その中で最も小さい種類がこのコサギという種類です。ねぐらにしている場所は、多分鶴見緑地の外周部にあたる部分だと思われています。昼間よく観察され
る鳥です。 |
|
アオサギです。先程のコサギとは反対に、日本の鷺類の中では最も大きな種類にあたります。大体身長が1メートルを越える種類です。非常に擬態する のが上手くって、例えば大池のあの中国風の建物の天辺なんかにちょこんと止まってですね、パッと周囲から見ると、なかなかいてるのんい気付かないという風な、忍者的な鳥でもあります。
|
|
皆さんお馴染みのカルガモです。東京の三井物産でしたでしょうか、あのニュースで一躍有名になりましたけれども、この鶴見緑地にも相当数のつがいが繁殖しています。例年韓国庭園でも2、3羽の雛がかえっておりますし、大池にもつい一ヶ月前までは、非常に小さな雛が6羽、親子連れで池の周囲を泳いでいたという風な、非常に可愛い鴨です。
|
|
バンという鳥です。大体葦原の中なんかに棲息していますので、なかなか目につくことが少ないかなと思いますが、嘴の付け根の赤い部分が非常に鮮やかな、一寸愛らしい鳥です。
|
|
先程申しましたケリという鳥です。大型のチドリに属します。ご覧のように非常に清楚な感じで 、一見優しそうな鳥に見えるんですけれども、雛を守るためには、カラスにも立ち向かって行きますし、人間にも立ち向かって来るという風な勇敢な一面
を持った鳥でもあります。 |
|
コジュケイ という鳥です。先程植樹をしたときにですね、森の中からこの鳥の声が聞こえていたんですが、気付かれた方もいらっしゃると思います。「チョットコイ、チョットコイ」という風な聞きなしで有名な鳥です。
|
|
キジバトです。昔は山間部にしか棲息をしていませんでした。ところがやはり開発の波に揉まれて、生息地を追われて、平野部に止むなく出て来た鳥の代表選手です。鳩類は比較的環境に対する順応性がありますので、その辺で都市部にも定着できた好例ではないかなという風に思います。
|
|
水辺の宝石といわれるカワセミです。この鶴見にも推定で2羽、棲息をしています。小さな鳥なので、見つけるのがなかなか難しいのですけれども 、早朝なんかに池の畔でですね、じっとしていると、直線的についーと飛ぶのが確認できるかと思います。
|
|
コゲラです。キツツキの仲間で日本で一番小さな種類です。数年前までは鶴見緑地には棲息していませんでした。花博後最初に確認したのは、昨 年の秋です。9月だったと思います。それ以後定着したように思われます。キツツキの仲間がやって来たということは、それだけ植生が回復に向かいつつあるのかなという風に、少し嬉しく思っている次第です。 |
|
ヒバリです。声を聞く機会は沢山あるかと思うんですけれども、なかなか姿を見るチャンスというのは少ないかと思います。ヒバリの多い場所としては、公園内のあの芝生の辺りなんかを注意してご覧になると、芝生の上を虫をついばみながら、チョロチョロ歩いているところをしば
しば観察することができるかと思います。 |
|
モズです。小さな猛禽といわれている小鳥ですけれども、緑地の中でも比較的外周部の森なんかに周年棲息していまして、今年も何つがいか営巣して、子育てをそろそろ終わるかなという時期を迎えています。
|
|
シジュウカラです。大阪市内の都市部の公園なんかで、比較的良好な林がある場所では普通 に見られる鳥なんですが、残念ながら鶴見緑地では非常に少ない鳥の一つです。我々としては、是非ともシジュウカラにやって来て欲しい、という願いを込めて、昨年秋に巣箱を掛ける準備を始めました。今年の繁殖期に間に合うように、巣箱を掛けたわけなんですけれども、その所為かどう
か、今年は5月に、シジュウカラの雛2羽を確認 しました。花博後我々が確認したのは、多分初めてではないかなと思います。 |
|
鳴き声の非常にきれいなメジロです。メジロも 今年は鶴見緑地の中で、非常に沢山雛が巣立っています。林の中でじっとしていると、メジロの群が木の間をチョロチョロ渡りながら、通
過していくのが観察できるという風に思います。 |
|
ご存じのスズメです。スズメも立派な野鳥の仲間です。ただスズメというのは、人間の生活の場所に対応して生活をしています。彼ら自身は非常 に弱い存在なので、多分人間の生活の場所に近い所で住むことによって、外敵から身の安全を守ろう、という風な考えではないかなと思われています。 |
|
カラスです。今日は1種類しか、スライドを用意できなかったんですけれども、普通 我々が観察できるカラスというのは2種類います。今日スライドでご紹介しているのは、ハシブトガラスという、比較的山あいの地方に多いカラスです。このカラスの特徴というのは、おでこが非常に出っ張っていて、嘴が非常に太いという特徴を持っています。比較的平野部に多いのは、ハシボソガラスという種類なんですけれども、鶴見緑地ではこの2種類のカラスを比較的多く観察することができ
ます。 |