大阪鶴見ロータリークラブ 国際ロータリー 第2660地区
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 1989年2月、当クラブは、RI第2660地区のインターシティゼネラル・ フォーラム(IGF,現在はIMと改称)第6組の主催クラブとなり、そのテーマに「留学生問題を考える」を選定。 大阪市立大学前学長木村英一氏にコーディネーターをお願いし、関西国際学友会専務理事浦野吉太郎、大阪市立大学教授佐藤全弘の両氏を講師として「留学生をめぐる現場から」という演題の基調講演をして頂いた。 
 またそれに引き続き、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、神戸大学、関西大学、関西国際学友会日本語学校よりの男女計35名の留学生を囲むバズセッションを13クラブ役300人のロータリアンの参加で開催して、留学生に関する認識を深めることができた。 
  このIGFが契機となり、同年7月の創立五周年記念事業の一環として当クラブ独自の国際交流基金の設立が決議され、クラブ内で募金を開始した。基金の事業目的は 「外国人に対する日本語教育の振興による国際的相互理解の推進」と定められた。 
  創立10周年を迎えた1994年、基金の利息と年度内の募金を原資に、上記事業目的に添って運営を開始した。
 
 当クラブは例年、鶴見区民まつりに「国際交流コーナー」で参加、地域社会とのふれあいを深めている。この催しには第2660地区への青少年交換留学生とともに大阪日本語教育センターの留学生(旧関西国際学友会日本語学校)も招待されている。 
 同センターと当クラブは下記IGFを含めて特別のご縁があり、国際交流基金運営の最初の事業として、同センターの学生を対象に日本語作文コンクールを開催することになった。
 このコンクールは1994年を第1回とする5年間の継続事業であり、1998年に5年間延長された。第10回を終えるにあたり継続の是非が議論されたが、コンクールの方法を一部見直した上で引き続き実施する事になった。
 このコンクールへの応募資格は、大阪日本語教育センターの留学生(4月末日現在)で、同センターのスピーチコンテストに準じて、初級、中級、上級、のクラス分けをし、日本語修得によるハンディキャップの解消を狙っている。
 表彰の内容は、初級は最優秀賞2万円1名・優秀賞1万円5名、中級は最優秀賞3万円1名・優秀賞2万円3名、上級は最優秀賞5万円1名・優秀賞3万円2名、審査員特別賞はおしくも入賞できなかった作品としては優れている努力賞であり該当する作品があれば選出される。なお、選考に漏れた応募者全員に参加賞が進呈される。
  作文のテーマは自由であるが、原稿は自作、かつ自筆・未発表のものに限られ、クラブ会報等への掲載の権利は当クラブ有している。